インド・スリランカ旅-2 インドでわしも考えた。
さて、インド本編です。
事前の私の計画はこうでした。
インド/ニューデリー空港到着
空港から電車でニューデリー駅へ移動
ニューデリー駅から列車でアーグラーへ向かう
アーグラー宿泊、翌朝、タージマハル観光
調べではインドは列車網はそれなりで
列車の旅も一般的、ニューデリー近郊は
時刻表も概ね守られる。
しかし! 現実は想像の遙か斜め上を行っていた。
エクスプレス電車は順調でした。
しかし、空港から空港駅への案内は乏しく
近いけど実に迷子になり易そうな配置は
インド人の商人気質の具現化で迷子になって
諦めて、高いタクシーに誘導しているのか?
と勘ぐりたくなります。
なんにせよ、空港から市街の電車は
香港のソレに近くとても近代的でクリーン。
ここまでは予定通り!
ニューデリー駅で地上に出て
リキシャ、インド版トゥクトゥク
の多さにビックリ⁉️
インド人の眼光鋭さは
油断したら使う気もないリキシャに
乗車させられて、金を巻き上げられる!
と、思うほど。 笑
※実際はそんなことはない。
そして、列車のニューデリー駅へ行くと
とてつもない人の波、、、
駅舎に入るのに荷物チェックがあります。
しかし、こんなとこのX線検査機が
まともに稼働している気配は無いが
ベルトコンベアーにザックを通さないといけない。
そうこうして、スリ、引ったくりの気配に
気を配りつつ、中に入ると結構でかい駅
ホームは20番くらいまであるらしい。。
既に予約済みのアーグラー行きの電車の
搭乗ホームを調べる。
出発時刻は14:05の予定
怪しい電光掲示板に番線の記載はあったが
発車時刻がブランクだ。
他の路線では記載されているものが多い
不安がよぎる。。。
取り敢えず発車ホームへ行くと発車まで後
20分ほどのはずだが列車は無い。
不安がよぎる。。。
そして発車時刻案内が点く。
07:00
ん? まさかAM? PMじゃない??
朝の便がまだ出ずに残ってる??
えっ?!
という状況。。。
結論は信じ難いが17時間ほど遅延するらしい。
という事らしい。。。
原因は濃霧。
この時、濃霧がそれほど酷いものとは想像もつかなかった。
後で知ったが、年末年始、ニューデリーは朝の濃霧が凄く
たびたび飛行機も遅延したりするらしい。
確かに、ニューデリー着の飛行機が
濃霧の為、着陸できない。
とかで45分ほど上空で旋回して着陸したが。。
そういうワケで濃霧により
朝から列車が大混乱していたらしい。
私のような旅人でなくてもインド国内を移動するインド人も
同じく、困っていたようで、駅員詰め所テキな場所は
クレームを言うインド人でごった返しており
私の順番が来るのは果てしなく先に見えた。。。
途方に暮れるが、悩んでいる時間もそんなには無い。
本日の宿は既にアーグラの町で予約済みだったので。
そもそもインドくんだりまで来た最大の目的がタージマハル
なのである、コレをフイにする計画変更はどうか?と、、、
駅構内に居ても何か解決しそうな兆しは見えない。
手が空いてそうな、チケットとかの対応は出来なさそうだけど
駅係員テキなのを見つけて声をかけると
そういう対応は、外の切符売り員が対応する。
という説明、と、いうワケで一旦、改札を出て見るも
それらしきブースなどは無い、券売機があるのみ。
そしてそこに居るのは
手薬煉引いて待っていたリキシャの運転手達。
地球の歩き方 や 各種サイトで調べていた。
ニューデリー駅の券売機周辺で声をかけてくる連中は
「インドの列車のチケットの変更はインド観光局でしか出来ない」
「ここからは少し離れた場所だ、オレが乗せて行ってやる」
と、行って、観光局でも無い、旅行代理店に連れて行かれて
ツアーに申し込まされる。というモノ。
解っていたが、それにハマる。しか現時点で手は無さそうだ。。。
疑ってかかって、本当か?と聞いても、本当だ! 信じろ!
しか、言わないワケで。本当かどうか?をこの場で直ぐに
調べたり、真実を突き止める事も出来ないし。
その1名引き剥がしたところで
リキシャ乗りはわんさか居る。。。
次から次へやってくる。
オタオタしたり気を抜くと、ザックや手回り品をスロうとする
やからも波状攻撃をかけてきそうな雰囲気だ。
歩いてその場を離れたとてどこへ行く?
飲食店に入ったとしても私には先の旅程もあり、
今日中にアーグラに行かない事にはタージマハル観光が出来なくなるだろう。
そういうわけでリキシャに連れて行かれて
想像通り、旅行代理店にやってきました。
喧々諤々、交渉の末、タクシーを1泊2日チャーター
約33,000円なり。。。
余計な出費甚だしいが、もう2度と来ないかもしれないし。。。
タクシーの運転手は英語で意思疎通出来るヤツにしてくれよ。
と、オーダー。
もはやコトここまで到っては信じるしかない。
やってきたクルマはまずまずのセダンで運転手も
そこそこよさそうだ。
さて、ここからタージマハル観光へ
タクシー運転手と一泊二日のドライブが始まる。。。
※かなり厳しく書きましたが、インド人。
そんなに悪い人ではありません。
でも油断はしないほうが賢明です。
東南アジアとはレベルが違います。