続続・任地へ
続きです。
長文になってしまいました。。。
NKAWKAWにたどり着きますと乗り換えです。
次は船着場までの道のり。
船着場はADOWSOという場所
グーグルMAPによると1時間ほどと出てますが
まぁ、そんなもんだったかな?
1時間半だかそんなもんですゎ。
ここはガーナでは数少ない峠越えのような場所です。
ガーナは基本フルフラットな国土で
最高峰の高い山でも確か830mくらい。
そこにちょっとした”いろは坂”のような
つづら折りのカーブが続く峠道があります。
それでも日本で本物のいろは坂を見ていたら
それほどでも無いのですが
なんら交通ルールの合って無きようなこういう国では
バカのような過積載で重心が狂っている
トラックが横行している為、
峠道の途中で横転しているクルマが結構居ます。
そんな峠道を超えて、いよいよ人住んでんの??
みたいなだだっ広いノッパラのような場所を進み
不安が覚える頃に船着場につきます。
ここは小さな村落になっていますが
かなり寂しい場所。
船着場では車両が乗り込めるタイプの
国策、国営?のポンツーン
※PONTOONで辞書だと平底船
ここで初めて聞いた単語ですが現地人は
ポンツーン、ポンツーンと言ってました。
↑ ポンツーンね。
と、木製のボート
↑ 木製のボート ベトナムとかバンコクとか東南アジアのメコン川でもよく見る。
NKAWKAWから目的地のDONKORKROM行きの
国営の1日2本しか無いバスに乗れた?乗った時とか
バスで無いにせよ、DONKORKROM行きのバンに
乗った時もまぁポンツーンです。
↑ バスです。一見立派に見えるでしょうクーラー無し
バスやバン以外にはルートタクシーという
ADOWSOまで行く乗り合いで料金一律のタクシーがあります。
↑ ルートタクシー
この場合は助手席、後部座席3名が集まると発進!
最悪、全座席購入という金にモノ言わせる作戦なら
直ぐに出ますが、旅行者ではなく日本代表として
現地人とともに現地人と同じように活動する隊員の気概で
葛藤するものの、その作戦は滅多に使わなかったです。
ポンツーンの場合は
ポンツーンは1船しかないく
物凄く遅いうえに、接岸後にクルマの積み替えとか
どえらく時間が掛かるのです。
ちょうどADOWSOに到着した時に
ポンツーンが出航したばかりだったりすると
これまた90分は待ちます。最悪150分くらいかかる事も、、、
その点ボートは比較的直ぐにでます。
やはり現地民でも早く帰宅したい人や
さまざまな理由でバスで来ていても
乗り捨てて、ボートに切り替えたりする人が居ます。
※日本人感覚ならめちゃくちゃ安いですからね。バス代
↑ 顔なじみとなったボートの船頭の若者
そういう訳で初期のころはJICA推奨のポンツーン利用が
主だったものの、そのうち、
首都のクーラーの効いた会議室でモノ言ってんじゃねぇ!
隊員は現場で活動してるんだ!!
、、、とまでは思わないもののボート活用が多かったです。
ちなみにこの船の区間はポンツーンで30分くらい?
ボートで10分弱
個人的にはどちらを選んでも
ポンツーンは過積載だし、老朽化はなはだしいし
ボートは木製でまいど浸水してくるし
最悪、沈没、転覆した場合は泳ぎ切れるか?
脳内シミュレートは欠かさなかったですが
おそらく、持っている荷物を捨てる決断が
素早く下せるか否か?が成否を分けそう。
と、思っていました。
距離的には泳げるでしょう。
幸い海ではなくて湖なので波や流れもほぼ無しなので。
移動する時って大概、首都の隊員宿舎に
総会だとか、他の隊員仲間と協力した活動する時
とかで、唯一の娯楽であり、実務的にも必須な
ノートPCや付随してデジカメ、HDDなど。
要するに大切なメモリー(写真)が入っているので。
その判断だな。と思ってました。
幸いそんな事には遭わないで済みましたが。
で、対岸に渡るといよいよ我がテリトリー
とはいえそっから我が家のある
DONKORKROMまではさらに2時間近くかかるという。。
ここからは、各村落ごとに
下車する人が居ますからね。
そんな訳で首都のアクラから我が家ドンコクロム
までは乗り物に乗ってる時間だけでも6時間超
羽田からバンコクばりな訳です。
待ち時間まで入れたら10時間くらいはAVEかかる。
最早アメリカ西海岸に行けるのであります。
疲労度はMAX
まごう方無き僻地なワケです。
つづく